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2014年12月20日土曜日

『ドクター・フー』 ~Doctor Who クリスマス・スペシャル! "クリスマス・キャロル"




イギリスのご長寿SFドラマ『ドクター・フー』 ~Doctor Who

1963年のクラシック・シリーズの開始以来、途中で休憩を挟んで2005年から再開し、現在継続中。







"ドクター・フー"  Doctor Who 



〈名前〉      未公開
〈年齢〉      1000歳以上 (シーズン6、エピソード1では1103歳)
〈出身地〉      惑星  Gallifrey
〈乗り物〉     TARDIS タイプ40     (注:盗んだもの) 
〈愛用品〉     ソニック・スクリュードライバー (多目的に活用できるが、木製家具や木製ドアには効かない)
〈特長〉                  身体をひどく損傷した場合、再生して新しい身体と性格に変わる




あまりにも長く続いているドラマのため、いったいどこから観ればよいのか迷います。
お薦めは"クリスマス・スペシャル"!
UKでは12月25日に"クリスマス・スペシャル"として『ドクター・フー』の特別エピソードを放送しているので、まずはこのスペシャル版から『ドクター・フー』の世界へ入って行きましょう。

独立したストーリー展開なので、事前に『ドクター・フー』に関する知識を持っていなくてもOK!
とりあえず"ターディス"という外見は青い小さなポリス・ボックス、内側は外側よりも広大なタイムマシンで時空や宇宙を旅している異星人ということだけ知っていれば大丈夫。




特にお薦めなエピソードは、『ドクター・フー ニュージェネレーション』シーズン5、エピソード14、2010年12月25日に放送された『クリスマス・キャロル』です。


この時のドクター・フーは、マット・スミス。
歴代のドクターのなかで最も若いのですが、明るくて笑顔が素敵。あまりダークさが無いのが特長。
「魚のフライにカスタードをつけて食べる」のが好きで、「Bow Tie 蝶ネクタイ」にこだわっています。

4000人の乗客を乗せた巨大な宇宙船が墜落しそうになり、ある惑星に不時着を試みますが、正体不明の霧に阻まれて危険なため、ドクターが惑星の天候を操るカズランという老人の説得を試みます。
老人の心は頑なで、自分の利益になること以外にはなんの関心も持っていないのですが、ドクターは老人の「過去」に係わっていき、「現在」と「未来」を変えていこうとします。
物語のベースはチャールズ・ディケンス『クリスマス・キャロル』。守銭奴のスクルージが改心するお話です。






【11代目 ドクターに係わる人々、異星人他】



11代目ドクター







ターディス TARDIS  (Time and Relative Dimension in Space )とっても大事なドクターの相棒。
内部は外見よりはるかに大きい宇宙船。
Sheです。






エイミー・ポンドとローリー・ウイリアムズ
再生したドクターが最初に出会ったのが8歳のエイミー・ポンド。
再会後にエイミーとローリーをコンパニオン(旅の仲間)として時空を飛び回るが、悲しい別れが待っています。








クララ・オズワルド (オズウィン)
最初は宇宙船に独りで取り残されたサバイバーとして、ドクターたちを救う女性として出会う。
その時に死んだが、エイミーたちを失い孤独と罪悪感にさいなまれ、心を閉ざしていたドクターの前にヴィクトリア時代の家庭教師の女性として再会。しかし、また死んでしまう。
謎の女性クララは現代のロンドンに生まれ変わり、全ドクターを救う女性となっていた。
12代目ドクターのコンパニオンとして継続して活躍中。









リヴァー・ソング
出生直後にさらわれ、ドクターを暗殺する者として育てられたエイミーとローリーの娘 (エイミーはドクターの義理の母となります)。考古学の教授。
タイムロードの遺伝子を持っている。
ドクターと結婚するが、ドクターを殺した殺人罪で刑務所暮らしをしていた。クララと出会う頃にはすでに死亡している。








コマンダー・ストラックス  Sontaran Strax
クローン化されたヒューマノイド族。惑星Sontar出身。
ドクターの敵と連携したこともあるが、トカゲ女のマダム・ヴェストラの執事としてヴィクトリア時代に落ち着く。
武器、弾薬などをなにかと使用したがる。
(とても馴染みのある顔立ち。萩尾望都さんのSFマンガ『11人いる』 (1976年発行)に出てくるセグル系灰白色星から来たグレン・クロフに若干似ています。萩尾望都さんは、日本でも有数のSF作家だと思っています。)






マダム・ヴェストラ Silurian(Lizard Lady)
ヴィクトリア時代の女探偵として活躍する。切り裂きジャックを始末した。
普段は厚いヴェールを被っているため、素顔を見た人々は卒倒することも。
助手のジェニーと結婚している。









サイバーマン  Cyberman
元々は惑星MONDASのヒューマノイド。
新シリーズでは、地球のパラレルワールドで開発された身体の中に有機体(脳、中枢神経)を残しているサイボーグ。
度々ドクターや地球を襲う。装甲は柔軟性に優れ、銃弾に耐性があるが、金(gold)製の矢や銃弾は貫通してしまう。(金に弱い)。放射能、電磁波にも弱い。

 



ダーレク  Dalek
最も古い敵の異星人。中身は蛸に似ているという。








嘆きの天使  Weeping Angel
瞬きして目をそらすと襲いかかってくる恐ろしい動く彫像。
とても手強く、シリーズ中何度も現れる。エイミーとローリーたちの悲しいエピソードとも大きく係わっている。







ローリーの父、ブライアン
『ブラウン神父』のマーク・ウイリアムズです。それだけで嬉しい。
ドクターと時空を旅したのをきっかけに、世界を旅するのが趣味になる。
エイミーとローリーを最後に送り出す時に「必ず無事に戻ってくるように」と約束したのですが・・・。









10代目ドクターのデイヴィッド・テナントと11代目のマット・スミスが共演する

50th Anniversary "The Day of the Doctor"


まだ日本ではDVDも発売されていないのですが、予告編です。









   とても仲良しなふたり
    デヴィッドはマットを"兄弟のよう"と言っています

Photos by Doctor Who Facebook




extra







スティーブン・モファット(制作総指揮者)、プレゼンターのマット・スミスとベネディクト・カンバーバッチ
マット・スミスは、『SHERLOCK/シャーロック』のワトソン役のオーディションも受けたそうです。
スティーブン・モファットはワトソンではなく、ドクターと出会ったのです。