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2014年10月29日水曜日

ベネデイクト・カンバーバッチはなぜ "Penguins" を発音できないの? & 蝋人形にPhotobomb! とシェークスピアの朗読も。




ベネデイクト・カンバーバッチ -Benedict Cumberbatch 好きな方なら、ベネデイクトが "Penguins" の発音が妙だという話はすでにキャッチしていると思います。
で、やはり世界中の彼のファンも疑問に感じているらしく、『The Graham Norton Show』 by BBCの番組中にファンからの質問に答える形でもう一度TRYしていますが・・・。あきらめてしまったような・・・?




2:35頃から
『ホビット』のスマウグの声とついでに動きもやってお隣の女性を混乱させています。

3:21頃から
"いつも番組に出演するたびに、多くのメッセージがtweet やEmailで来るんだよ"とグラハムが説明。そして"次の❛スタートレック❜の出演は?"と問われ"ノーコメント"。"❛スターウォーズ❜は?"にも"ノーコメント"。でも、"❛スターウォーズ❜のセットを訪問したことはある、テレビでは言えないよ。秘密!"と言っています。
寄せられている質問の中で一番多かったのが「ベネデイクトにPenguinって言わせて」というものだと言われて、南太平洋のドキュメンタリー番組の例のペンギンのシーンが映され、"penguinってもう一度言ってみて"と促されて発音してみますが…。







"もう、あきらめたかも"とベネデイクト。
ネイティブの方には "Pengwengs","Peng-wing" に聴こえるそうです。ふたつの言葉に分かれて聞こえるのが問題らしいです。
でも、ちゃんとペンギンに聴こえますよ~☆






Conversation with Smaug.png
トールキンが描いたスマウグ
"Conversation with Smaug" by J. R. R. Tolkien - http://www.tolkienlibrary.com/press/images/Conversation_with_Smaug.jpg. Licensed under Fair use via Wikipedia.






こちらはベネデイクト・カンバーバッチが自らの分身である蝋人形に出会うシーンとベネデイクトお得意のPhotobomb のヴィデオです。
司会のグラハム・ノートンが"Benedict Cumberbatch が Benedict Cumberwax に出会う時がきましたよ~"と妙に嬉しそうなダジャレを言っています。そしてベネデイクトのお顔がピンクに!

 





"すごく君に似てるよ"、"気味悪いな"なんて言われています。
ベネデイクトは自分でも"Spooky"(幽霊みたい、気味が悪い)と呟きます。
司会のグラハムと他の2人が蝋人形に並ぶから、"後ろでPhotobombしてね"と言われて素直に背後にまわるベネデイクト。Photobombも慣れたものできれいに決まります。





こちらのヴィデオではベネデイクト・カンバーバッチがBBCのドラマの予告編のためにウィリアム・シェークスピアの有名なモノローグ 『As You Like It』 をメローでリッチなその声で朗読します。
ヴィデオに出てくるドラマは海外ドラマ好きな方ならピン!とくるものが多く含まれています。
過去の放送作品で多くの人に愛されたもの、今放送されているもの、これから放送するものが次々登場します。
『DEATH IN PARADISE』や『The Hollow Crown』、『刑事ジョン・ルーサー』と大好きなスパイものの『Tinker,Tailor,Soldier,Spy』。
そしてコリン・ファースが泉に飛び込む有名なシーン(かなり前のドラマですよね?)を『Pride and Prejudice』から。もちろんベネデイクトのキス?シーンもしっかり入っています。
J.K. ローリングの『The Casual Vacancy』の予告も入っているそうです。









HOBBITのSmaug  実物大?
Smaug - Europapremiere Dezember 2014.jpg
"Smaug - Europapremiere Dezember 2014" by Koenigsmoerder - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

『特捜部Q』の6番目の新作と映画化2本! 配役のイメージがかなり違いますが・・・?



『特捜部Q』 -Department Q は、ユッシ・エーズラ・オールセン作のデンマークの人気ミステリー。
かなりの人気で、次々と新作が出版されてとても楽しみにしています。


デンマーク語をまず⇒ドイツ語⇒日本語という翻訳の過程をたどるので、新作が出版されてから日本語で読むまでに少し時間がかかります。
最新作の『知りすぎたマルコ』 -The Marco Effect が2014年7月に出ましたが、もうユッシは次の作品をこの10月24日に出版済み。タイトルはデンマーク語で『無限』 -Boundless



Photo by Jussi Adler Olsen's Facebook



ドイツ語とスウェーデン語、ノルウェー語とオランダ語の翻訳は3-5月にかけて出版するそうです。


始まりはいつものように、警察本部の地下で机に足を乗っけてカール・マークがのんびりしているところに突飛な同僚から電話が入る。(たぶん、この突飛な同僚とはアサドのことでしょう)
「はい、もちろん、お邪魔してるのはわかってますよ。でも、たぶんちょっとお耳を傾ける時間は取れるんじゃないですか?」などとアサドにまくし立てられて、新しい事件を押し付けられることに!もちろん、カールの独立志向の頑固なアシスタントのローセはいつも以上に不機嫌です。
17歳の少女が木から吊られ、死んでいるのが発見された事件を捜査するカール達。新人のゴードンも加入します。




【映画化】
そして気になるのが、映画化された『特捜部Q』の配役。
カール・マーク警部補ニコライ・リー・コス、Nikolaj Lie Kaasさん。
ドラマ『Killing』の第3シーズンでサラ・ルンドのパートナー役の国防省・情報局(PET)の捜査官マティーアス・ボーク、Mathias Borchを演じていた方ですが、あまり顔を思い出せない・・・。かっこいい役柄だったのは思い出せるのですが。



カール・マーク警部補
Photo by Nikolaj Lie Kaas Facebook





そしてわがままですが、二コラは私の中のカール・マークのイメージとは違っていて違和感が。
カール・マークはもっと年長で別居中の妻ヴィガとなぜか同居中の義理の息子イェスパに散々振り回され、捜査ではアサドとローセに呆然とさせられるちょっぴり情けない男性・・・というイメージ。
ちょうど『クロッシング・ライン』 -Crossing Lines のメインキャラクター、NY市警の元刑事カール・ヒックマン役のウィリアム・フィッチャーを明るくしたような感じです。
カール自身はユアサ(ローセ)から「グウィネス・パルトロウにそっくりだわ」と言われています。




『Crossing Lines』のウィリアム・フィッチャー(左側)
Photo by Crossing Lines Facebook
 






それはともかく、アサド役の役者さんもアサドのイメージよりかっこよ過ぎる人なので???
アサドは過去のある飄々としたつかみどころのない、妙なたとえ話でカールを惑わせ、いつも変なお茶を出す、いざという時は素早く立ち回る腰の低いイスラム系の人。
映画のアサド役はFares Fares (名前の読みが不明。ファーシュ・ファーシュ or ファーレ・ファーレ?)というレバノン出身のハンサムなスウェーデンの俳優の方です。『Killing』でもサラ・ルンドが気軽にデンマークからスウェーデンに移住しようとしていましたが、言葉の違いはあまり無いのかも?





ローセヨハネ・ルイーセ・スミト。↓写真の真ん中に小さく映っています。
Photo by Nikolaj Lie Kaas Facebook






第2作『キジ殺し』 -Disgrace のキーとなるキャラクターのキミー   
Photo by Nikolaj Lie Kaas Facebook






日本で公開する予定はないかもしれませんが、テレビ映画としてwowowかAXNミステリーあたりが放送してくれないでしょうか・・・?イェスパを見てみたいのです。カールの危機(ヴィガからの)を救い、「銀行から金を引き出しておいてくれよ、おっさん」と言い放つ、いつまでも大学に入りそうにない義理の息子です。





第1作『檻の中の女』予告編 英語字幕あり -Mercy(UK) , The Keeper of Lost Causes(USA)

原作よりシリアスな雰囲気です。コミカルなパートはあるの?





第2作『キジ殺し』予告編 -Disgrace(UK)、The Absent One(USA)  10月2日公開


2014年10月17日金曜日

『モンタルバーノ ~シチリアの人情刑事』  最新第9シーズン予告編特集       II Commissario Montalbano




『モンタルバーノ』 シリーズ予告編!


日本では、第5シーズン 12話目「引き分け」が10月19日放送、第6シーズン 13話目「クモの忍耐」が11月30日放送予定ですが、本国イタリアではすでに第9シーズン(シリーズ)まで放映ずみ。最新の第9シーズンの予告編を見て、最近のモンタルバーノの様子をチェックしたいと思います。
もちろん、イタリア語なので雰囲気だけ・・・。字幕もありますが、日本語に翻訳すると意味不明なので、英語のほうがいいかもしれません。





第9シーズン 1話目『lL Sorriso di Angelica』  Angelica's Smile (アンジェリカの微笑み)予告編 




頻繁に起こる強盗事件にモンタルバーノ警視は悩まされていた。強盗団は図太く、リーダーは匿名の"Z"と名乗り、モンタルバーノをあざける手紙を送り付けてくる始末。しかし、モンタルバーノは強盗は被害者の知人ではないかと疑う。被害者のひとり、30歳のアンジェリカという銀行のマネージャーは若くて美しく、彼女に中世の騎士道精神を感じるモンタルバーノ。
〈アンドレア・カミッレーリの原作のあらすじより〉

960万人、34.1%の視聴率をあげたそうです。

 




誘惑・幻惑?されるモンタルバーノ





ファッツィオもかなり大人になりました





第9シーズン 2話目『IL GIOCO DEGLI SPECCHI』  Game of Mirrors (鏡のゲーム)予告編




空っぽの倉庫の前でふたつの爆弾が爆発する。倉庫のひとつは最大の麻薬ディーラーが関与しているらしい。一方、リリアーナ・ロンバードという女性は赤ワインとアランチー二(ライスコロッケ)でモンタルバーノを誘惑。厄介なレポーターやコカインのディーラーに惑わされ、モンタルバーノは窮地に陥ります。

〈アンドレア・カミッレーリの原作のあらすじより〉


カタレッラが身体を張ってます↓



















第9シーズン 3話目『Una voce di notte』  A Voice in the Night (夜の声)予告編



マフィアのグイド・ボイセリーノが管理するスーパーに強盗が押し入り、後にスーパーのマネジャーが事務所で首を吊って自殺した。しかし、検視官のパスクアーノは他殺だと判断する。政治権力とマフィアが絡んでくる事件。
〈英訳本なし〉














口髭のミミは『ヤング・モンタルバーノ』にリンクしてます





第9シーズン 4話目(最終話) 『UNA LAMA DI LUCE』  A Ray of Night (光線)予告編




スーパーマーケットを所有している裕福な地主サルヴァトーレの若い妻が武装強盗に3万ユーロ強奪された。が、モンタルバーノたちは、本物の強盗か狂言なのかを疑う。武器輸送やチュニジア人も絡んでくる。
〈英訳本なし〉







カタレッラを殺さないで。





美女に手が!



All photos by BLOGO 





何だか各エピソードに魅惑の美女たちが登場してモンタルバーノとミミを惑わしているみたいです。モンタルバーノには、リヴィアという恋人がいるはずなんですが・・・。
( リヴィア役の女優さんはシーズン1-4はカタリーナ・ベームさん、スイス人の女優。なぜかシーズン5-8はリヴィアは電話での会話のみ登場し、シーズン9はクラウディア・カターニさんが扮しています。 )




✿イタリア Rai TVのサイトの『モンタルバーノ』のページです。写真やビハインドシーンがいっぱい✿
http://www.rai.tv/dl/RaiTV/programmi/page/Page-9d9a070e-ab9b-4934-b859-7a8a9f6befb7.html?set=ContentSet-2fc0f0f4-074d-4c88-bdad-e35971bb4d1e&type=F




おまけのミケーレ・リオンディーノ
『ヤング・モンタルバーノ』シリーズでBest Actor賞を受賞したときのShotです。イタリア、ローマ。

2014年10月16日木曜日

どこか懐かしい 『HANNIBAL』 ハンニバル! Season1 第1~7話




『HANNIBAL』

アメリカNBCの制作、原作は『羊たちの沈黙』のトマス・ハリス。お話は『羊たちの沈黙』の前日譚である『レッド・ドラゴン』のキャラクターがベースです。











『羊たちの沈黙』は、サイコパス・シリアル・キラーの金字塔といえる象徴的でクラシックな作品。
小説も映画も衝撃的で、この作品以降に類似するものが続々と登場しています。
〈FBI行動分析課〉の存在を知ったのもこのトマス・ハリスの『羊たちの沈黙』シリーズから。(FBIが死体農場を持っていて、死体の変化・・・腐り方などを独自に研究していることまで知ってしまいました)

で、懐かしいトマス・ハリスのHANNNIBALが1988年から25年ぶりに帰ってきましたが、全く色褪せていないどころかまったりと濃厚で見応えのあるドラマになっています。

ウィル・グレアムというキャラクターは『レッド・ドラゴン』に登場する異常犯罪専門捜査家で、ドラマでは独身男性という設定ですが、原作では家庭を持っていてすでにFBIを離れています。ハンニバルを殺人鬼と見破り逮捕しましたが、それまで全くハンニバルとは接点がなく、この点がドラマとは大きく違いますが、ドラマ『HANNIBAL』には『レッド・ドラゴン』から多くのエピソードが引用されています。




主演のハンニバルはデンマークの俳優マッツ・ミケルセン。独特な風貌でイケメンなのか否かは問題じゃないような気がしますが、「彼ってハンサム!」という熱狂的なコメントもあるのでハンサムだと思います。
ウィル・グレアム役のヒュー・ダンシーは英国俳優。主役の2人が外国人でアメリカのドラマを制作するって面白いですね。思えばHBOのドラマ『Game Of Thrones』の俳優陣も英国俳優が多いですし、ドラマの世界観を大切にしている点が最近のドラマが映画より面白い理由の一部かもしれません。思えば、アンソニー・ホプキンスも英国俳優でした。











ごく普通の精神科医のような顔でウィルと出会うハンニバルですが、普通の状態ですでに怖い!
ドラマのなかで次々と披露される彼の手料理も素材を考えるととっても危険!
第1話で若い女性ばかりが狙われる事件が発生しますが、生きたまま肺を切り取られるという模倣犯の起こした事件も発生。これはハンニバルが楽しんで料理の素材を得た殺人なのが明らかで、肺を手際よくさばいていく過程も「この肺のレプリカはどうやって作ったんだろう?もしくは他の動物の肺?」と思いながら見てしまいました。






出会い
第1話の「Aperitif アペリティフ」は、犯人に共感し、犯人そのものになって事件の再現や動機を解明できる能力を持つFBIアカデミーの教官であるウィル・グレアムが、FBI行動分析課のジャック・クロフォード(ローレンス・フィッシュバーン)からミネソタ州で起きた若い女性たちの失踪事件解決に手を貸すように依頼されることから始まります。
精神的に不安定なウィルのために、ジャックは精神科医のハンニバル・レクター博士をサポートにつけるのですが、実はハンニバル・レクター博士自身が最強で最悪なシリアル・キラー。
ミネソタ州の若い女性ばかりを狙った殺人鬼に逮捕直前に電話をかけ、逮捕を予告して犯人に妻を殺すきっかけを与えます。
その時にウィルは犯人を射殺し、犯人の娘を助けるのですが、この犯人殺害の記憶にウィルは悩まされていくことになります。



ちょっぴり不満な点
第2話では人間をキノコ栽培の肥料にして畑に植える犯人が出現するのですが、なぜか事件の細部が(どうやって植えていったの?とか)あまり解明されません。あれだけの人間を並べて土をかぶせるのも一苦労だと思うのですが。スリラーを数々観てきたなかでも、結構ビックリしたのでもう少し犯人像を解明してほしかったです。





  美味しいキノコ栽培に殺人が必要・・・






そのかわり、第1話で父親に殺されかけた少女が昏睡状態を脱して、ハンニバルと絆を結んでいきます。この少女のお話が割と引っ張られていて、他の殺人事件の影が薄れてテンポも緩やかになり、「すこし退屈かも・・・」と思っていたら途中からサイコ・ホラーっぽさが復活。






 弟子にする予定?








しかし第4話の「Oeuf ウフ」は、ボストン爆弾事件の直後だったため、不適切なためアメリカでは放映されなかったそうです。失踪した子供たちがある女に洗脳され、自分たちの家族を皆殺しにしていくという事件なのですが、家族の絆が試されるときだったからでしょうか?
この事件も"どう洗脳していったのか?""どこから資金源を得て大人数で暮らしていたの?"などの疑問が解明されないまま終わりましたが、全体の流れにはあまり係わらない事件なので、アメリカの視聴者が見られなくても問題はないかも。



           第1話の殺人に絡んだヘラジカ(Moose)がメタファーとして度々登場






印象に残った事件は、脳腫瘍ができた男が凶悪事件の犯人を襲い、背中の皮膚?を切り開いて天使の形にして殺害する第5話の事件「Coquilles  コキーユ」です。
この事件の犯人は自らを天使のように天井から吊りさげる形にして自殺。
"どうやって自分の背中の皮膚を切り開いて羽根の形にして天井から釣り下がったの?"(すごく難しそうな体勢です)を説明して欲しかったのですが、やはりなんの説明もなくスルー。



                                                     これは第2の犠牲者ですが、犯人も こんな風に
                    自分で吊り下がって自殺。かなり難しそう☆





実はこの殺害方法は、小説『HANNIBAL』に出てくる"ブラディー・イーグル(血まみれの鷲)"という方法なのかもしれないと思っています。
古代ノルウェイの生贄の風習。背中の短い肋骨を切除して両側の肺を取り出し、翼のように広げる。
というものなのですが、これだと自殺は無理ですから・・・。ドラマでなにかしら言及していたかもしれませんが、見逃してしまったかも?



これです↓ ホントにBloody




物語のメインはウィルとハンニバル
けれども数々起こる殺人事件が中心ではなく、ウィルとハンニバルの人間模様が中心のドラマだと思えば、事件の細部は端折ってもOK!なのでしょう。

ハンニバルは淡々と人殺しをする一方で(食材と楽しみのため?)、もしかして精神的にウィルを追いつめていく展開なのか?と予想していたのですが、意に反して今のところウィルを追い詰めているのは心理分析課指揮官のジャック。
事件に悩まされて悪夢を見て夢遊病になっているウィルをこき使い、「心理分析官なんだから、自分で分析しろ!」とウィルにいわれて切れるジャックですが、ウィルの言う通りですよね・・・?ジャックの心理分析する姿をまだ見ていないのですが、そこはどうなっているのでしょう・・・。
ジャックの奥さまも末期の癌に侵されているのに、心の内を見せないため苦悩するジャックはハンニバルに身の上相談し、頻繁にハンニバルの手料理をごちそうになっていて後々後悔しそうです。



            ハンニバル邸に入り浸るジャック。奥様も精神分析に通う。
            ローレンス・フィッシュバーンは、CSIの時より楽しそう。






Chesapeake Ripperはだれ?
FBIは"チェサピークの切り裂き魔"の追跡に全力を注いでいますが、いまや身内となったハンニバルの正体にいつ、だれが気づいてしまうのかがポイントになってきそうです。
そして、過去にチェサピークの切り裂き魔に優秀なFBI訓練生のミリアム・ラスを殺されたジャック。訓練生といえば、『羊たちの沈黙』でハンニバル・レクター博士がこだわっていたクラリスも訓練生。このあたりはジャックのトラウマとなっていきます。


ドラマ全体が重々しい空気に包まれて進行していき、映画版とはまた違う味わいがあります。
そしてアンソニー・ホプキンスのハンニバル・レクター博士は最高傑作ですが、マッツ・ミケルセンの時代がやってきたようです。エプロン姿もセクシーです。





 ウィルの家族は捨て犬たち。捜査で忙しいときは、ハンニバルに世話を頼んだりもします。



   きっと、どういう包丁さばきがいいか検討しているところでしょう。肺です。






 ハンニバル被害者の会


エピソードのタイトル
ドラマはカナダのオンタリオ州トロントで撮影され、第1シーズンのエピソード名はフランス料理から、第2シーズンの各エピソードのタイトルは日本の懐石料理から引用されています。



All photos by HANNIBAL Facebook




後半戦はこちらから⇊

2014年10月14日火曜日

『私立探偵ヴァルグ5』 死の代償 ~The Consorts Of Death Varg Veum




WOWOWで『私立探偵 ヴァルグ5』を4話放映。(本国では第2シーズンの3~6話、2011~2012制作) 
グンナル・ストーレセン原作の北欧ミステリー。



なぜか一時期探偵を休業して教師をしていたヴァルグですが、今シーズンでは無事に探偵業に復帰。恋人のカリンとも同居中で、元彼女と再会して焼け木杭に火がつきかけたりもしますが、うまいタイミングのカリンからの電話で手を出さずにスルー。こういうタイミングで電話できるカリンは、きっと運命の人ですね。


Photo by Varg Veum Facebook




児童福祉施設で勤務していたヴァルグが世話をしていた少年ヤンの里親が殺され、ヤンに容疑がかかる。隣家の少女を人質にとり山に逃げ込んだと思われたヤンだったが、ヴァルグの説得で投降する。






    ヴァルグに説得され、山から降りるヤン
Photo by Varg Veum Facebook

               



「里親の死体を発見したが、自分は殺していない」とヴァルグに告白したヤンだったが、弁護士の「罪を認めて刑を軽くさせる」という提案にのり、自白してしまう。
だがフィヨルドを渡るフェリーからまんまと逃げだしたヤンは山小屋に隠れる。
一方、児童福祉施設職員のハンスはGHB(麻酔薬として開発されたが、現在では麻薬指定されている)というドラッグで次々に少年少女たちが死んでいくことに無力感を覚えていた。
ヤンの里親は密造酒の製造に係わっていたとされ、そのうえGHBも製造しており、ヤンの弁護士も製造販売に関係していることが発覚。事件は混迷を深めていく中、隠れていたヤンがハンスに拉致される。GHBの拡散を止めようとした児童福祉施設職員のハンスが、製造し密売していたヤンの両親を殺害し、山中に埋められたGHBの隠し場所をヤンから聞き出そうとしたのだ。
埋められていた大量のGHBを廃棄したかったハンスだったが、弾みでヴァルグを撃ってしまい、警官に射殺されてしまう・・・。



友人のハンスに撃たれ、もうダメかな~?なんて風に倒れたヴァルグでしたが、命にかかわらない銃創で、恋人のカリンとの絆もより深まったのでした☆彡

欧米では児童福祉施設の権威が強く(法律が日本とはかなり違う)、親として不適合だとされると子供はすぐに引き離されてしまうようですが、このお話のヤンのように里親との相性が悪くて20回以上も色々な家を転々とする子供がいるのだとしたら・・・こういう制度の不備な点といわざるを得ないかもしれません・・・。





こんな顔のヴァルグはドラマでは見たことがない。
photo by Varg Veum Facebook



ヴァルグと監督のステファン・アペルグレン
photo by Varg Veum Facebook




Bromance
ドラマのなかで何度もヴァルグを助けるハムレ警部。第1話では少し反目していたようですが、もうすっかり
ヴァルグと仲良し。これです


photo by Varg Veum Facebook







第1話『苦い花』 Bitter flowes(2007) の頃。かなり尖ったお顔でした。
Teaserplakat - Varg 115952b.jpg






追記
2012年の第2シーズンの最終話、『Cold Hearts』(日本では第5シーズン、4話目、『ガラスの絆』)は、ヴァルグ役のトロン・エスペン・セイムが共同で脚本を執筆し、監督したお話です。




    逆さまに吊り下げられる拷問のメイク中に、なぜかVサインが出るヴァルグ。

photo by Varg Veum Facebook
 

    駅の構内がヴァルグ一色に!
photo by Varg Veum Facebook



2014年10月11日土曜日

Richie Faulkner  ~Judas Priest ~ が非常にまめ過ぎる件☆彡 



Judas Priest Richie Faulkner を Twitter でフォローしています。

そして、Richie が非常にまめ過ぎて気になります。
ファンの Tweet をまめに Retweet しているのです・・・。


一例・・・♪♫   (全部、Richie がRetweet したTweet)








Richie はホントにまめにRetweetしてくれています。写真つきでなくても、ただTweetするだけでも返してくれているみたいです。Liveを観ていなくても、Tweetを追っていくだけでどんなに盛り上がっているか手に取るように感じ取れて楽しいです。
Entertainment !!! 


Drums の Scott Travis からの twitter。

(Scott自身の写真もほしい・・・)



 Richie Faulkner のアイコン

2014年10月4日土曜日

ベネデイクト・カンバーバッチのリチャードⅢ世 『The Hollow Crowns』



『The Hollow Crown : The Wars Of Roses』  BBC Twoにて放映



初めての公式な写真がお目見えしました!
ベネデイクト・カンバーバッチ扮する、リチャードⅢ世です。



  photo by  BBC Two Facebook      God save Richard, England's royal king!



BBC TWO 制作のシェークスピアのThe Hollow Crown 』シリーズ、 3部作の『The Wars Of Roses』 でベネディクト・カンバーバッチはリチャードⅢ世を演じます。放映日は未定。

ベネデイクトが出演するのは、第2部の〈ヘンリー6世、Part 2 〉と第3部の〈リチャード3世 〉です。

シェークスピアの『リチャード3世』は、背中が大きく曲がってこぶがあり、足を引きずるヒキガエルのような醜い人物として描かれているのですが、これは完全にシェークスピアの創作であると2014年の5月にリチャード3世協会が発表しています。イギリス、レスターの教会の駐車場(!)で発見された遺骨を分析した結果、脊柱側弯症だったが衣服や甲冑で隠せる程度で足も引きずらなかったそうです。
ベネデイクト演ずるリチャード3世の外見は、この訂正版↑の姿と思って良いでしょう。
また、シェークスピアは「良心は臆病者の使う言葉。勇敢な者をおじけづかせるために考案されたものにすぎぬ」とリチャード3世に言わせていますが、実際には国民思いの寛容な王であったとの記述もあります。
けれども、劇中では邪悪な存在として暗躍します。




King Richard Ⅲ




甲冑姿のリチャード3世。ちょっと可愛いかも?






第2部には、『Sherlock』でモリアーティを演じたアンドリュー・スコットもフランス王のルイ11世(慎重王 le Prudent)として登場。ルイ11世は、ランカスター家出身のヘンリー6世を復帰させようと画策します。
そして、リチャード3世の母親ヨーク公妃をジュディ・デンチが演じます。

なかなか濃厚な布陣ですね。



ベン・ウィショーBen Whishawも2012年に『The Hollow Crown』でリチャード2世を演じています。
お隣はもちろん、ヨーク公妃役のデイム ジュディ・デンチ
photo by Tony Hisgett  "Judy and Ben"  https://www.flickr.com/photos/hisgett/




『The Hollow Crown』(英語字幕版のDVDが発売されています)では、
リチャード2世をベン・ウィショー  Ben Whishaw
ヘンリー4世をジェレミー・アイアンズ Jeremy Irons
ヘンリー5世をトム・ヒドルストン Tom Hiddleston
がそれぞれ演じています。これでは画面が豪華すぎて誰を見たらいいのかわかりません・・・。
HollowCrownFilmSeriesLeadActors.jpeg
"HollowCrownFilmSeriesLeadActors" by Neal Street Productions - http://www.google.co.uk/imgres?um=1&hl=en&sa=N&biw=1175&bih=683&tbm=isch&tbnid=KaskOdcHlg1NmM:&imgrefurl=http://hellotailor.blogspot.com/2012/07/hollow-crown-part-1-richard-ii.html&docid=0gZS8lu5HB_GUM&imgurl=https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiaXCPFzKWSlaV17CawNxlHXrBPMxRXQqt8BO-8cmPNuQPiEo27j6sURcARXQ3PTMEsJ4uCa9G4IA807H-_nbRbbvC5mjYdgcHNZj40VKINL0lvOH_PtN4-hvQOoR-12mLfZI6LZunHBQ8/s1600/hollow1.jpg&w=560&h=315&ei=fw0NUJvHN6e90QWPqbS0Cg&zoom=1&iact=hc&vpx=706&vpy=200&dur=198&hovh=168&hovw=300&tx=193&ty=116&sig=103653090731131458252&page=1&tbnh=137&tbnw=187&start=0&ndsp=15&ved=1t:429,r:3,s:0,i:88. Licensed under Fair use via Wikipedia.



  Richard Ⅱ Ben Whishaw