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2014年10月14日火曜日

『私立探偵ヴァルグ5』 死の代償 ~The Consorts Of Death Varg Veum




WOWOWで『私立探偵 ヴァルグ5』を4話放映。(本国では第2シーズンの3~6話、2011~2012制作) 
グンナル・ストーレセン原作の北欧ミステリー。



なぜか一時期探偵を休業して教師をしていたヴァルグですが、今シーズンでは無事に探偵業に復帰。恋人のカリンとも同居中で、元彼女と再会して焼け木杭に火がつきかけたりもしますが、うまいタイミングのカリンからの電話で手を出さずにスルー。こういうタイミングで電話できるカリンは、きっと運命の人ですね。


Photo by Varg Veum Facebook




児童福祉施設で勤務していたヴァルグが世話をしていた少年ヤンの里親が殺され、ヤンに容疑がかかる。隣家の少女を人質にとり山に逃げ込んだと思われたヤンだったが、ヴァルグの説得で投降する。






    ヴァルグに説得され、山から降りるヤン
Photo by Varg Veum Facebook

               



「里親の死体を発見したが、自分は殺していない」とヴァルグに告白したヤンだったが、弁護士の「罪を認めて刑を軽くさせる」という提案にのり、自白してしまう。
だがフィヨルドを渡るフェリーからまんまと逃げだしたヤンは山小屋に隠れる。
一方、児童福祉施設職員のハンスはGHB(麻酔薬として開発されたが、現在では麻薬指定されている)というドラッグで次々に少年少女たちが死んでいくことに無力感を覚えていた。
ヤンの里親は密造酒の製造に係わっていたとされ、そのうえGHBも製造しており、ヤンの弁護士も製造販売に関係していることが発覚。事件は混迷を深めていく中、隠れていたヤンがハンスに拉致される。GHBの拡散を止めようとした児童福祉施設職員のハンスが、製造し密売していたヤンの両親を殺害し、山中に埋められたGHBの隠し場所をヤンから聞き出そうとしたのだ。
埋められていた大量のGHBを廃棄したかったハンスだったが、弾みでヴァルグを撃ってしまい、警官に射殺されてしまう・・・。



友人のハンスに撃たれ、もうダメかな~?なんて風に倒れたヴァルグでしたが、命にかかわらない銃創で、恋人のカリンとの絆もより深まったのでした☆彡

欧米では児童福祉施設の権威が強く(法律が日本とはかなり違う)、親として不適合だとされると子供はすぐに引き離されてしまうようですが、このお話のヤンのように里親との相性が悪くて20回以上も色々な家を転々とする子供がいるのだとしたら・・・こういう制度の不備な点といわざるを得ないかもしれません・・・。





こんな顔のヴァルグはドラマでは見たことがない。
photo by Varg Veum Facebook



ヴァルグと監督のステファン・アペルグレン
photo by Varg Veum Facebook




Bromance
ドラマのなかで何度もヴァルグを助けるハムレ警部。第1話では少し反目していたようですが、もうすっかり
ヴァルグと仲良し。これです


photo by Varg Veum Facebook







第1話『苦い花』 Bitter flowes(2007) の頃。かなり尖ったお顔でした。
Teaserplakat - Varg 115952b.jpg






追記
2012年の第2シーズンの最終話、『Cold Hearts』(日本では第5シーズン、4話目、『ガラスの絆』)は、ヴァルグ役のトロン・エスペン・セイムが共同で脚本を執筆し、監督したお話です。




    逆さまに吊り下げられる拷問のメイク中に、なぜかVサインが出るヴァルグ。

photo by Varg Veum Facebook
 

    駅の構内がヴァルグ一色に!
photo by Varg Veum Facebook